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日本GTL技術研究組合は、平成18年10月25日に経済産業大臣の認可を得て、国際石油開発株式会社(現、国際石油開発帝石株式会社)、JX日鉱日石エネルギー株式会社、石油資源開発株式会社、コスモ石油株式会社、新日鉄エンジニアリング株式会社及び千代田化工建設株式会社の6社により設立されました。現在、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)との5ヵ年の共同研究を実施中であり、民間参加企業の資金と技術を結集して世界に伍するGTL技術の実用化を目指しております。新潟市東港工業団地内の実証試験設備は、平成21年4月に完成し、実証試験を行っており、実証規模でのGTL技術の確立を目指すとともに、商業規模へのスケールアップ手法を確立してまいります。
尚、より良い成果を得るため、平成23年3月にJOGMECとの共同研究期間を1年延長しました。
GTLとは、化学反応により天然ガスからナフサ・灯軽油等の石油製品を製造する技術及び製品の総称です。GTL製品は硫黄分及び芳香族を含んでいないことから、地球環境保全の面からも時代の要請に適応したエネルギー源であります。GTL技術が実用化されれば、世界に広く賦存する天然ガスを原料にした新たな液体燃料ソースへの道を開くこととなり、エネルギー安全保障に貢献することにもなります。
国内におきましては、日本GTL技術研究組合技術の前段として、これまでラボにおける基礎的な試験に続き、平成13年度から石油公団(現、JOGMEC)と民間5社により北海道苫小牧市勇払地区においてパイロット試験を実施し、日産7バレルのGTL合成油の製造に成功した実績があります。
他方、目を世界に向けますと、欧米の石油会社のなかには、すでに実用化に向けたプロジェクトを推進しつつある会社もあります。今回当組合が実用化を目指す技術は、天然ガスに含まれている炭酸ガスを予め除去することなく、そのまま原料として利用できる世界でも画期的な技術であり、幅広い炭酸ガス含有量の天然ガスに対応可能であります。また、酸素プラントも不要であることから、設備投資額が抑えられ、コスト削減が図れます。FT合成・アップグレーディングでは高性能の開発触媒を使用することより、他の技術と比較しても、十分競争力のある技術を実用化することができると確信しています。
日本GTL技術研究組合はエネルギーの安定供給、そして地球環境に貢献できる独自のGTL技術の実用化に向け、全力で取り組んでまいります。関係各位の一層のご指導、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。 |
| 平成23年4月 理事長 松村 幾敏 |
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